アート・デザイン・工芸に近い場所にいると、様々な場所で耳にする『感性』という言葉。

一部の方からは「感性は、生まれつきのものだからこれから広げるなんて私には無理」と伺うこともあります。それが理由で「ギャラリーや美術館は、興味はあるけどどう楽しめいいのか分からない」とも。
その言葉に対して、工芸・アートに関わる人達からは「まずは触れてみないと分からないよ」と。
そんな会話がいろいろな場所で起こっているのではないでしょうか。

そこで「工芸やアートってよく分からないけど近くにあるから入ってみた」と言える距離のギャラリーになれれば、と思い、このGallery・Shinを多賀城の住宅地の近くに2009年9月にオープンしました。

「綺麗」「おもしろそう」そして「通りがかりに」見始める工芸・アート。

そして、小さな作品を手元に置いて一緒に生活をしてみる経験や、地域の伝統的工芸と作家とのコラボレーションから始まる楽しい地域の再発見。少し作家の視点を知ってみるワークショップなどを通して、「毎日の身の回りから始まる、新たな発見」から少しずつ膨らんでいくことも1つの「感性」であり、その膨らむ1つのきっかけになるものが小さな工芸・アートだとGallery・Shinでは考えます。

お近くへお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄り下さい。作品を通して、いろいろな感覚や世界を一緒に膨らませていける空間になれましたら幸いです。